ダウンサイジングターボ

ダウンサイジングターボ

今の車のトレンドは、いかに低燃費な車を作るか。
地球環境を守るため、自動車メーカー各社は、省燃費な車をこぞって開発しています。

燃費が良くなると、私たちの財布から飛んでいくガソリン代も減るので、一石二鳥。

第1のエコカーは、ハイブリッド。

第2のエコカーは、電気自動車。

第3のエコカーは、圧縮比の高いレシプロエンジン。

日本では、これらが主流ですが、欧米では、日本では見られないタイプの省燃費方法が主流となっています。

それが、ダウンサイジングターボ。

これは、その名の通り。小排気量エンジンにターボを組み合わせることで、走行に十分なパワーを確保しつつ、省燃費も達成してしまおうというもの。

だけど、ターボは燃費に悪いというのが、一般的な見解ではないでしょうか?

それこそ、10年、20年前は、ターボ車ってたくさんありました。
でも、今では、燃費の良いNA車に押されてしまい、ターボを積んだ車って見ることがめっきり減りましたよね。

中古車ならそれなりに出回っているものの、新車でターボが搭載されている車種はかなり少ないこと。。。

ターボ搭載が人気だった時代は、パワー競争がし烈でした。
でも、今の競争は、パワーじゃなくて燃費。

そんな時代だから、ターボが姿を消したのはもっともなんですが、欧米ではダウンサイジングターボが人気。

今までなら、2リッターとかを積んでたボディに、1.4リッターターボを積んで、パワーを得つつ燃費も稼ぐ。
こういった手法が取られています。

どうして、ターボなのに燃費がいいんだろう???
その理由は、排気量が小さいからいろんな抵抗や損失が少なく済むのと、燃焼効率が高くなるから。

2リッターNAの車を1.4リッターターボにした場合、実質、ターボの方が燃費がいいことがほとんど。
正直、2リッターNAとほとんど同じってこともあるんですが。。。

私たちは、ハイブリッド、電気自動車、そして第3のエコカーの燃費情報をいつも耳にしているので、正直いうと、ダウンサイジングターボの燃費はビックリするほどイイわけではありません。

けれども、エコカーにはない、走る楽しみとエコを良いレベルで両立させているのが、ダウンサイジングターボではないのでしょうか。

2011年12月 6日|

カテゴリー:車ネタ全般