軽自動車

軽自動車

軽自動車って、税金が安いし、維持費もかからない。
ということで、現在では、新車販売の3分の1が軽自動車になっています。

軽自動車のメリットは、コストの面だけじゃなく、車体が軽いってところ。

今、エコカーブームがおきてるじゃないですか。
どのメーカーも、こぞって低燃費であることをバシバシと伝えてきます。

1990年代は、クルマのパワーをいかに絞り出すかに焦点がおかれ、この車は●●馬力ですってのがPRの主流でした。

けれども、今では、地球温暖化対策によるエコはもちろん、景気低迷を受けての家計援助の意味でもガソリン代がかからない省燃費なエコカーがもてはやされているってワケで。

※エコ=CO2排出で考えると、省燃費であることとCO2の排出量は100%合致しないですが。ディーゼルの方がCO2出さなかったりしますもんね。

車体が軽いってことは、少しの力で物体(車)を動かせるってこと。
なので、どのメーカーも、●●%軽量化しましたとか、70kg軽量化しましたのように、軽さを強調することも増えてきました。
軽いと運動性能がアップするという、嬉しい側面もあります。

まあ、軽い方が燃費がいいのは当たり前で同じエンジンを積んだ車でも、車体の大きさによって燃費がガラリと変わるのは、メーカーのカタログを見比べてみるだけで一目瞭然です。

だから、軽自動車はいいんだ!

となるんですが、軽自動車は排気量が小さいため、パワーを出すのに負担がかかり、結果として燃費が悪くなるんですよね。

でも、でました、第3のエコカー。
技術革新!!

これに、軽い軽自動車で、かなりの燃費が良くなりましたよね。

時代が求めるものに近づいてるんですよ。


けど、軽自動車は衝突安全性が・・・・
と思うじゃないですか。

確かにそうかも。
けど、軽いから危ないんじゃなくて、車体が小さいから危ないということ。
軽さは、衝突安全性においては、さほど危険じゃないんですね。
※デメリットもあるのですが後述しますね。

なぜなら、ダイハツのムーヴ。

売れ筋軽自動車の1車種であるムーヴは、2010年の自動車アセスメントにおいて、コンパクトカー並みの安全性能評価をゲットしたんですよ。

コンパクトカーといったら、軽自動車よりも数十センチ幅広だし、重さだって200~300キロくらいは重い。
それなのに、ムーブの安全評価はコンパクトカー並みっていうんですから。

それに、軽い分だけブレーキの効きもいいし、いざという時は、止まりやすい。


先程、軽さは衝突安全性に関係ないといったけど、クラッシャブルなボディを持って動かない物体にぶつかった時のお話。

車×車での衝突は、やっぱり危険性が増します。

双方、動いてるわけですから、運動に質量が発生します。
個の質量は、速度や重さと関係があるわけで、早ければはやいほど、重ければ重いほど運動質量が増します。

動くもの同士がぶつかったとき、質量が多い方はどっしりとしていますが、少ない方はポーンとぶっとぶワケで。

同じスピードでダンプとぶつかった場合、ダンプは平然としているのに、軽自動車がぐっちゃりいくのはそのため。

これから、衝突安全ボディを兼ね備えつつ、自動停止システムを搭載する車が増えるでしょう。

そういう世の中になったとき、軽自動車の軽さは、エコの面でもかなり有利な武器になるはずです。

2011年12月 7日|

カテゴリー:車ネタ全般